2017年09月24日

そして、伝説へ…

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 始まりがあれば終わりがある。

 老兵は死なず ただ、去りゆくのみ。

 私が大学を卒業して初めて就職した会社が「タダノ」。初めて赴任したのが「静岡営業所」。そこで、待っていてくれた唯一の先輩社員、初めての素敵な先輩社員が小田さんだったわけです。
 とても温厚で落ち着いた雰囲気の小田さん。静岡になんらの身寄りも伝手もない20代の自分は何かあると小田さんを頼りにしていました。当時は奥様にも大変お世話になりました。宜しくお伝えください。
 そんな、小田さんが今年を以て一旦タダノの定年を迎えられるということで、とにかく、一言直接お礼が言いたくて、今回、あらゆる恩讐を超え、禁断の地、「タダノ両国ビル」に足を踏み入れることになりました。
 なにせ、「デビルマン」または「バビル2世」として両国ビルのブラックリスト入りしてますから警報鳴るかと思いましたが、小田さんに結界を解いていただいてたお陰でノーダメージで入場できました。
 久々の、そして、大変ご無沙汰の面談となりましたが、20年前となんら変わらぬ笑顔で応対していただき、懐かしくハートフルな時間となりました。

 小田さん、お疲れ様でした!

 今後はタダノに残り後進の指導に当たられるとのこと。小田さんは教え方が優しいので今の「ゆとり世代」にはジャストフィットする指導になると思います。
 歌の上手い小田さん。チャゲ&飛鳥の曲目は十八番で場末のカラオケスナックのオヤジ連中を黙らせるくらいの力を持っています。
 若いタダノマンを夜中の4時くらいまで錦糸町界隈のスナックで引きずりまわし、ド演歌のみを連続50曲程度熱唱し、この世の世知辛さを骨の髄まで叩き込んでやってください。

 画像は「ロボQ」です。しかも、1000体に10体しか製造されなかったと噂の「ゴールデン・ロボQ」。面談したタダノ両国ビルの応接室に鎮座してあったので驚愕のあまり撮影してしまいました。

 お茶を持ってきてくれた若い社員に「この模型、なんだか知ってる?」と聞くと、「えっ、なんでしょうね?今までここに置いておるの気づきませんでした。何ですか、これ?」とのこと。
 小田さん、ビッシビシ鍛えてやってください。

 *ロボQとは…
  1990年代、バブル絶頂期にあったタダノが世界征服すべく生み出した欲望の化身。当時のタダノ全社員に問答無用で支給される。タダノの狂信的なテレビコマーシャルにイメージキャラクターとして登場。CMは「ビューティフル」編、「フレンド」編、「クリスタルボーイ」編の3編がある。本体は単4電池2本で動き、背中のスイッチをオンにすると音に反応し眼球を赤く点灯しながら上半身を約10秒間左右に振ってくる。凶悪この上ない光景である。




posted by ネイチャーアンクル at 17:03| 静岡 ☀| 油圧クレーン業界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月18日

地上波、初登場!!


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 弊社のフェイスブック上にて、かねてより告知してありました通り、5月13日土曜日、FⅯくらしきの大人気プログラム「ぼっけーくらしき 土曜まるかじり」にスポット参戦ゲストとして出演させていただきました。
 (*「ぼっけー」とは英語に訳すと「No way!」とか「Amazing!」とか、とにかく倉敷地方の原住民が現わす最大級の「驚愕」の形容詞です)

 このプログラムは弊社のお取引先である潟Lッカワ(倉敷に本拠があるAmazingな会社様)の吉川代表がメインパーソナリティーを務める、今では倉敷の土曜午後には欠かせない楽しい地域情報発信バラエティ番組なのです。

 今まで、「ひっそりと生きていきたい」との思いから、数々の地上波出演オファーを断ってきたのですが、今回、吉川代表の熱い地元愛に感銘を受け「小川直也のように銭ゲバだと思われてもいけない」との思いから30分一本勝負の総合ルール(生放送)、60分一本勝負のプロレスルール(録音放送)の2本撮りという条件で出演を快諾させていただきました。

 当日は弊社石原本部長を外道のように引き連れ、「やっちゃっていいんだね??」と確認しつつ、レベルが違うとばかりにFⅯくらしきに金の雨を降らせてきました。

 関東地区での放送がないと聞いていたせいか、120%エルボーからの言いっぱなしジャーマンの連発で、後で聞いたのですが放送コードはギリギリアウトだったそうです(そんなの気にしない。だって自由な鳥だから♪)。

 生放送をリアルタイムで聞いていた周辺が「ヒヤっとする」ミッキー安川ばりの垂直落下な放送になり、自分としてはこれも風車の理論による放送のセンチメンタリズムであると満足しているところです。どおってことねえですよ。


 本当に楽しい時間でした。FMくらしきのスタッフの皆さん、ありがとうございました。






 
posted by ネイチャーアンクル at 10:22| 静岡 ☀| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月20日

駿河湾沼津SA、ついに解放!

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 みなさん、2017年3月19日、ついに、陸の孤島と言われた弊社トモエ自工が待ちに待った新東名高速道路「駿河湾沼津サービスエリア」にてスマートインターの利用が開始されました。

 本当に便利。トモエ自工本社工場から乗り降りアクセス5分ですよ。ストレスフリー!!
 
 夜、真っ暗け? 知ったこっちゃない。
 利用する人が少ない? 知らんがな。
 
 我々が保有する沼津市一本松地区の地価を高騰させるべく関係各位の政治家の先生にいろいろとご足労いただき、そのご配慮の結果、行政サイドが忖度し、トモエ自工の利益のために、今回の解放措置になったんです!!やっと、なったんです!!わーん。東京〜名古屋間、日本の大動脈をどうしていくのかという大きなくくりからしたら、小っちゃい、小っちゃい問題ですわ。わっはーん。

 また、このスマートインター解放に合わせて、地元、浮島地区原住民の方々による開通記念イベント「浮島にっこり市」(うきしぃー大活躍)も盛大に催されました。我が世の春です。

 嬉しすぎて興奮し取り乱してしまったこと、反省し、お詫び申し上げます。
 
 誠に申し訳ございませんでした。

 
posted by ネイチャーアンクル at 00:00| 静岡 ☀| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月05日

瑞気集門 2017年


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 みなさま、明けましておめでとうございます。

 力漲る、心躍る、素晴らしい2017年もどうぞよろしくお願い致します。

 今回の年末年始は取り留めもなく沼津の会社保養所「巴倶楽部」で迎えました。
 宿泊してから冬季用の掛布団がないことに気づき(12月30日の午後6時頃)、夏に「これは寝苦しい暑い夜でも涼しく睡眠できるで」とばかりにニトリで購入した「極薄軽量タイプの羽毛布団」を苦肉の策で三枚重ねで寝たのですが、その極薄軽さのせいか爆睡し寝返りを何度かうった結果、上の二枚がどこかにはぎ散らかり、薄いの一枚で寝た結果、基礎体力が極めて低下していることもあり、菌に対する抵抗力が全くない中、なんとか紅白で嵐が歌うのはテレビで見たのですが、もれなく翌朝「風邪」を発症するという「ゆく年くる年」になりました。
 お酒を飲んでも水分が飛ぶばかりでよくならないんですね。


 今年こそ自由な鳥になりたい「トリ」年のご挨拶でございました。
 幸先がよろしいようで。

 今年はクレーン業界の大きな節目になりそうな予感が…。

 
posted by ネイチャーアンクル at 00:00| 静岡 ☀| 多事争論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月28日

2016年、本当にお疲れ様でした。

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 本日、12月28日がトモエ自工、2016年の仕事納めでございます。
 今年もいろいろとありましたが、なんとかこの年末を平穏に迎えられますのも皆様のお蔭と感謝致します。

 よく、今年一年を漢字一字で表すと何ですかと問われますが、「観」でしょうかね、今年は。

 とにかく、大きな動きをせず、この業界を時間軸、空間軸で「観察」した一年だったと思います。

 来年は忙しくなりそうな予感がするので、力を蓄えておかないといけないななんて思いながら年末を迎えました。

 このまま評論家になるつもりもなく、元気玉も結構大きくなってきたので、そろそろどこかにぶつけてみようかと思っています。

 来年もどうぞ宜しくお願い致します。


 木村
posted by ネイチャーアンクル at 18:55| 静岡 ☀| トモエ自工近況 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月10日

河原崎家のお兄さん


 以前、このブログでトモエ自工には「巴倶楽部」なる保養所が存在することに少し触れました。

 それは、沼津千本浜公園にほど近い閑静な住宅街の中に立地し、トモエ自工に関係する皆様のご来訪を心より歓迎する癒しのオアシスなのです。

 そこには、トモエ自工の「酔拳6段」河原崎管理人(平日の夜、行方不明になる)が絶えず常駐しており、また、その河原崎管理人(日曜日に東京方面にリフレッシュという名の気晴らしに行く)の「お兄さん」河原崎三郎(サブロー)も皆様をお迎えいたします。

 下が、その「河原崎三郎」です。

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 決して首を絞めて虐待しているわけではありません。瞬間的なカメラのアングルのせいです。

 サブロー兄さん、やりたい放題です。散歩の断固拒否、保養所の任意の場所に不定期な「地雷」設置、意味なく咆えまくる、そして、走り廻る、基本的に言うことを聞かない(聞こえないふりをする)、などなど。


 どうしたらいいですか。河原崎管理人共々、タイ陸軍の特殊コマンド部隊に体験入隊でもさせましょうか。






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2016年10月11日

上海レガシー、いや、エレジー。


 今回、目的はまだこのブログで明かせないのですが(そんなのばっかりでつまんない!)、中国大陸の「北海」という都市に訪問する必要が生じたため、飛行機に乗り、トランジットの地、上海に降り立つことになったわけです。

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 上海での滞在可能時間が約5時間と「弾丸」な感じであったのですが、せっかくなので、浦東国際空港から上海市街地まで出てみることにしました。同行した関連会社社長(この人が基本的に引率する側、僕は引率される側、たぶん)はほぼゼロに近い感じの「ノープラン」で「空港の周りをブラブラする予定だった」とのことで、行きの飛行機の中で上海の地図をほぼ初めて見てるという状況の中、45歳と50歳のおじさん二人が「はじめてのおつかい IN 上海」ばりに書いてある漢字(いいね、こういう場合)を頼りに「上海リニアモーターカー」に搭乗し上海市内を目指すことに。時速430キロ出るらしいですからね。あっという間でした。

 上海といえば、かつて、何かの因果で土井君とカラオケに行くことがあって(たぶん後にも先にもこの一度だけ)、その昔、学生時代、グリークラブでならした歌声で何を歌うのかと思いきや、選曲したのが「上海帰りのリル」。何時代やねん。いま、平成やぞ。という周囲の無形のツッコミを平然と柳に風と受け流し、悲しげな曲調に合わせブルースに歌い上げた新大久保の夕暮れを思い出さずにはいられないのです。

 ♪海を渡ってきた ひとりぼっちで来た 望み捨てるな リル 上海帰りのリル リル♪

 僕のそんなノスタルジー&センチメンタルな旅情をよそに、同行のK社長は食べもの、飲みものの話ばかり。

 「木村さん、見て、味が予想できるものを食べましょう。」

 K社長、ここで守りに入っちゃダメだ。上海とは「伝統と革新」が融合する街。自分の感覚を信じ、口に入れてヤバいと思ったら即吐き出す。多少違和感があっても、イケそうな気がしたら飲み込む。

 それが2016年現代の「センター オブ ユニバース」を体感する方法だと思いますよ。


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2016年09月23日

作ってみました。


 普段、イケてる街で目的もなく雑貨を見たりするのが好きです。
 田中君は見るだけに終始し、散々見廻った挙句「本当に欲しいものに巡り合わない」とアンニュイな買わない言い訳をつぶやいたりします。
 僕はとりあえず「おっ」と思ったものは「本当に」購入するノリでその対象と向かい合い、大抵の場合は「買っときますか……」の自己確認の後にレジに向かいます。田中君はこの行為を「ザ・無駄遣い」と批判してくるわけですが、しょうがないじゃないか、映画「シャーロックホームズ・シャドウゲーム」のロバートダウニーJrの部屋みたいな生活環境に憧れているんだから。部屋を密林みたいにしたいんだよ!

 と、まあ、そんな雑貨巡りをしながら代官山とか代官山とか代官山をブラブラブラブラブラブラするのがイケてる週末の過ごし方、「オレ、2016年の東京を消費してるっ」的なライフスタイルだと確信してる45歳の秋なわけですが、クレーンをモチーフにした雑貨があれば、即ゲットしています。ポストカードとか置物だとか。ただ、油圧クレーンに市民権がないせいか滅多にお目にかからないんですよね。

 だから、自分で作ってみました。

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 ラフタークレーン「簡易リュック」です。背負って渋谷の街を闊歩してみました。

 「この画ずら、ヤバいですよ。」と、田中君が言うのですけど、なにがダメなのかさっぱり解らない。

 お弁当箱とスマホケースも作成しました。クレーンまみれ、いや、クレーンざんまいです。


 やればできる。やればなんでもできるんだよ。やればいいんだ。


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2016年08月20日

2016 夏のおもひでぽろぽろ


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 太陽が燦々と照り付けてくる昨今、皆さんには夏が来れば思い出す景色なんてものがありますか?

 人間45年も生きていれば、そして、人の心の温かみというものを持ち合わせていれば、そういったセンチメンタルな光景を一つ二つは誰しも持っていようものです。

 若い頃から真夜中のダンディになるべく生きてきたボクは自分自身に汚れきった今こそ問い掛けるのです。

 「お前は憧れというものを知っているのか?」と。


 トモエ自工の本社工場がある沼津市一本松という地域に隣接する形で浮島というワンダーランドが存在しています。
 その浮島の原住民の方々が今から数年前より夏にヒマワリが咲き誇るイベントを演出しておられます。
 その名も「浮島ひまわり祭り IN ひまわりランド」。

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 今年2016年は約3000人を超える来場者があったものの、新東名高速道路「駿河湾沼津SA」スマートインターの整備が完了し迎える「来年が本番」とのこと。ただ、どうしても子供たちのために導入したいご当地キャラ(うきしぃーで検索!)の着ぐるみ予算オーバーとのこと。カネの話になると実行委員会みんな沈黙するとのこと。
 
 
 ボクが知り合いの政治家を使ってなんとかしてあげましょうか……。

 
 
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2016年05月25日

今、逢いに行くぞ。海の向こうだろうが。

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 かつて、このブログで私は、富士宮という町にザ・G・N・Nこと太孝クレーン総大将、佐野「男の中の男」孝男なる、スッゴイ漢(おとこと呼んでください)が実在することを記しました。

 いまさら言うまでもありませんが、G・N・Nとは、皆さんご存知、義理・人情・浪花節の頭文字であるわけです。

 自身の愛馬「GR−120N」を下取りに出して以来、その苦楽を共にしてきた愛馬の行く末が気になって仕方のない日々を過ごす中、弊社営業よりその愛馬が台湾の台南という町で第二のクレーン人生を送っているのと情報を聞きつけ、居ても立ってもいられない感情が沸き起こり、すぐさま、外務省にパスポートを申請、優秀な息子さんに飛行機チケットを手配してもらい、気が付けば、台北松山空港にいたわけです。

 そこから、台北ステーションに移動、矢継ぎ早に、黄色い色でお馴染み、台湾新幹線に乗り継ぎ、「台南駅」に到着。レンタカーを借り、ナビゲーションにない場所にいる愛馬を探し車で約一時間、「俺の愛馬はどこだ」とばかりに現地の住民に手あたり次第方々で聞き取り調査をしつつ、ついに、「あっ、あれじゃないの?」といった感じに前方に車両を確認。

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 リアル「うるるん訪問記」「クレーン訪ねて3000里」とは、このことですわ。

 現在、その「GR−120N」をご使用になられている台南に居を構える「凱揮」社の社長様が温かく出迎えてくださり、日本から長く使用していたクレーン車を訪ねてきた旨を説明すると、凱揮社長、まさかの「号泣」。「俺が大事に使っているから安心してくれ」と佐野社長に号泣しながら熱烈なハグ。そして、笑顔になり、熱い握手⇒記念撮影となったわけです。

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 凱揮社長曰く、「これから先、太孝クレーンの使用クレーンは全て凱揮で買い取る」との意気に感ずるメッセージもいただき、佐野社長も「こんなイイ漢に使われているんならこのクレーンも幸せだ」との大満足で台南を後にしたのでした。

 佐野社長、同行した息子さんがGPSで車両の保管場所をクリップしてあると思うので、これからは、思う存分、グーグルアースで確認してください。








posted by ネイチャーアンクル at 00:00| 静岡 ☀| 油圧クレーン業界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする