2022年03月04日

さようなら、「木馬」。

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 混沌と閉塞の2022年度末を迎えた現在、なにげなくネットサーフィンをしていたところ「タダノ東京事務所移転のお知らせ」なるニュースを目にしました。
 タダノさん、「タダノ両国ビル」での営業をお辞めになるとのこと。
 僕は在籍当時、この建物のことを「木馬」と呼んでいました。
 そう、「木馬」とはガンダムに出てくる地球連邦軍の宇宙空母「ホワイトベース」の別称です。
 タダノに勤めていた時、自社のことを地球連邦軍と思ってました。もちろん、ライバル社「加藤製作所」はジオン公国軍です。

 木馬、辞めちゃうんだぁ。

 タダノさんは本社が香川県高松市にありますが、東京にある両国ビルはまさに出先機関「空母」そのもの。
 自分が在籍最後に使用していた職場ですから、思い出がいっぱいです。(そのほとんどが現代で言うパワハラでしたけど♪)

 今回、移転理由を拝見すると「社員のはたらきがい」「生産性の向上」「ダイバーシティの確保」「グローバル人材の育成」、そして、「テレワーク」「オンライン化」「時差出勤」と続きます。
 アフターコロナ、ウィズコロナからの「フリーアドレス」「WEB会議」「DX・GXの推進」ですよ。

 僕がいた18年前と比べてタダノさん、今風のカッコいい会社に変貌を遂げましたね。さすがです。

 どうせならこの際、45歳以上の社員も全員入れ替えたらどうでしょうか?
 多分ですけど、そのゾーンの社員、田舎者ばかりなので心と身体が着いて来られないと思うんです。

 そして、入れ替えで女性と外国人を基幹正社員でいっぱい採用したらいいんです。ビズリーチ!!


 「LE世界No.1」でしたっけ?最短距離を行ったら良いと思いますよ。



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2022年02月01日

「盟友」庄野さん、還暦を迎える

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 油圧クレーン業界に携わって28年。僕には「盟友」と呼べる人が存在します。
 荏原重機株式会社、代表取締役社長である庄野達哉さんです。

 自分より9歳年長の庄野さんとはもうかれこれ20年のお付き合いになります。
 それぞれが前職での出会いとなりましたが長い間友好関係を続けられる幸せを感じています。

 その秘訣は、庄野さんが自分の目線まで降りてきてくれて、年下の自分をリスペクトしてくれているからだと思います。
 なかなかできることではないと思います。
 特に庄野さんは体育会系の江戸っ子なので上下関係を重視する人生観なのだと感じますが、今でも僕のことは「木村さん」と呼んでくれます。
 なかなかできることではないと思います。

 いろいろと様々なアクシデントがなんだかんだと発生、積み重なり、成り行き上、2010年から一緒に「荏原重機株式会社」をやってきました。
 その荏原重機も現在では30台以上のラフタークレーンを保有し40人以上の社員さんを雇用できるまでに成長しました。
 その成長の貢献度を役員内で推し量ると庄野さんが97%で自分は3%くらいだと思います。
 どん底から始め、よくぞ心折れずここまで奮闘してこれたと感心します。

 そんな僕と庄野さんの間ではある「ルール」が存在します。

 それは「飲食代は必ず割り勘」というものです。


 かつて、沼津市にイシワタクレーンの石渡宏一社長という人がいました。
 石渡社長は僕がこの業界に入って初めて僕からクレーンを購入してくれた人です。

 僕がトモエ自工の社長として静岡に復帰した時、久々に石渡社長とご飯をご一緒することがありました。
 お会計の時、「え〜と、2で割ってくれる?」とレジの人に言い、半分払ってお店の外に。
 タダノ時代は必ずご馳走してくれていたので戸惑い、自分の会計をして外に出ると、待ち構えていた石渡社長が笑いながら「これからは友達だから。友達は割り勘だから。」と言ってくれました。
 最高の笑顔でしたね。忘れられません。

 僕はそれ以来、どんなにビジネス上、利害関係、因果関係があろうが、年長だろうが「友達とは割り勘」ルールです。

 だから、庄野さんとは割り勘です。

 「盟友」庄野さん、これからも一緒に頑張りましょう。
 還暦、おめでとうございました。



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2021年09月15日

どうなるのかわからんから「X」なのだ…

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 ご存じですか?
 クレーンの世に「パンサーX(エックス)」なる商品が存在します。型式で言う所のRK-250-7、-8、RK-700がそれです。

 特徴?
 スペック上ですか?

 エンジンが上に付いてるとか、そんなものはいまとなってはどうだっていいんです。

 それが発売された2008年5月から時は流れ、今は令和。すべては過ぎ去りしことです。

 ただ、僕がこれからも忘れないし、クレーン業界の住人として忘れてはいけないもの、いや、忘れてはいけない光景は、パンサーX発売の時に新神戸駅前のホテルで開催された「内覧会」という名の狂乱の宴において繰り広げられた「阿波踊り」です。

 それは、我々、販売代理店が一堂に会す中、コベルコクレーン社員が余興として披露したものでした。

 世はまさにリーマンショック前夜。外需に引っ張られた油圧クレーンの過熱する国内需要。新車納期1年待ち。やっちゃえコベルコ。

 踊るアホウに見るアホウ 同じアホなら踊らにゃ損、損。とばかりに踊り狂うコベルコクレーンスタッフ。そして、それを見ながらビュッフェスタイルの鉄板焼きで神戸牛のステーキしか食べない僕。
 
 いいですか皆さん、「黒歴史」とはまさにこういうのを言うんですよ!


 今、中古車として買い付けたパンサーXを見るに、琵琶法師の如く、心の中にただ荒涼とした風が吹き抜けていくだけです。



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2021年05月17日

トモダチ

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 渦巻くコロナ禍の中、幕張メッセで強行開催された「建設・測量生産性向上展」に参加してきました。

 現在の建機業界のトレンドは「無人化」「遠隔操作」「IOT」「DX」なのですが、まさにトレンドを疑えという訳で、いろいろ見ましたけど、「それ、要ります?」のオンパレードで、パスタにいろいろかけてたら味が混沌と複雑化してしまって、原価がメチャ高くなったわりには味は微妙という高級イタリアンの悲劇を連想させることに。
 
 そんな中、「Lifting Solution で新たな価値を」を旗印とする「TADANO」さんのブースに立ち寄らせてもらいました。
 出店していた技術はスマホを利用したカーゴクレーンの故障診断ツール。マニュアル通りに壊れるといいですね♪♪

 で、立ち去ろうとしていた時に、リュックを背負った男が視界に入り、眼が合い、「あっ、水野君だ」と。
 向こうもこちらに気づき、約18年ぶりの邂逅となりました。

 確か最後に会ったのは、僕がタダノ両国ビルの1階にいた頃で、水野君はタダノの広報をやっていて彼がプロヂュースした「GA-1500N」のカタログにいちゃもんを付けに行った時でしたね。「表紙がピンクはねえだろう」と。

 彼は1994年タダノ入社の7人の内、最後に残っている僕の「同期」です。
 有藤、井上、印藤、山中、高山、そして僕と後の六名はそれぞれの道を歩むことになりバラバラですが、残っている水野君がそれぞれを精神的な部分でつなぎとめているのではないかと思います。

 久々の再開ということもあり「ちょっと一緒に写真撮ろう」と持ち掛けると「ソーシャルディスタンスだから」とやんわり拒否してきたので、マスクを引きはがし強引に撮影敢行です。そして、無許可の顔出しの刑に処すということで。

 顔を見るだけで嬉しくなる、それ以上でもなくそれ以下でもない。時を積み重ねて共有できる感覚。

 「久しぶり、元気?」 一番、好きな挨拶です。



 
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2021年03月13日

生存確認‼ 「いい人」加藤さん。

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 今から25年ほど前、僕は毎月月末になると伊豆半島の東伊豆町に行っていました。
 当時、タダノ静岡営業所のあった静岡市から車で片道3時間半(もちろんノンストップ)かかる所でした。
 なぜ、毎月か??
 それは、当時、そこに「加藤開発工業」なる会社があり、毎月、支払の相談に行っていたからです。

 社名が「加藤開発工業」なのに、なぜか「KATO」ではなく「タダノ」を購入していた加藤さん。
 50tクレーンを分割購入し、所謂「バブル崩壊」後、クレーン購入当初の見込みが大外れ、事業見直しを図られた結果、毎月相談に行っていました。
 当時の伊豆半島は、もろにバブル崩壊の影響を受け、ホテルはダメ、保養所はダメ、マンションはダメ、建築系がほとんどダメ、ダメ、ダメ、で、ただ、海を見て金目鯛を食べることしかできなくなっていたのです。

 まだ、駆け出しの営業マンで経験、見識不足の自分は、ただ、加藤さんの毎月話する「たぶん、こうなると思う、たぶん。」という、伊豆に神風が吹きます的な何の根拠もない前向き楽観論を2時間程度聞かされ、それを報告書に書き、本社へ送ることしかできませんでした。

 いまなら、あらゆる手が思いつくし、実行もできるのですが。

 その後、自分は横浜に転勤となり、次の担当者に引き継ぎ、加藤さんともとりあえずお別れに。
 
 平成16年に自分がトモエ自工の社長として静岡に戻ってきた時には、訪ねてきてくれました。

 要件は「クレーン車を借りたい」とのことで、昔のことがあるからか「木村さん、伊豆から蛾が飛んできたと思ってるでしょう」なる、歴史に残る発言をされ、決して悪い人ではないとの思いから、12tクレーンをお貸することになったのです。

 結局、加藤さんの年齢のことやリーマンショックなどもあり、今から約10年ほど前に「加藤開発工業」は廃業になりました。

 かつて、加藤さんから紹介された東伊豆の名温泉宿「山桃茶屋」(テルマエ・ロマエのロケ地になりました)に訪れるべく、久々に同地に行き、ふと、加藤さんのことを思い出し、かつての加藤開発工業の場所へ行ってみると、お元気な加藤さん(85歳)のお姿が。

 奥様を交え、昔話を1時間ほどして、記念撮影に。かつてのギラギラした武闘派が力の抜けた良い顔になっていました。

 帰り際、裏庭で栽培されてる自家製野菜をたくさんいただきました。

 加藤さん曰く、「もう、商売は関係なくなってしまったけど、また、来てください。」

 もちろんですよ。営業とは「心の付き合い」ですから。


 
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2017年09月24日

そして、伝説へ…

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 始まりがあれば終わりがある。

 老兵は死なず ただ、去りゆくのみ。

 私が大学を卒業して初めて就職した会社が「タダノ」。初めて赴任したのが「静岡営業所」。そこで、待っていてくれた唯一の先輩社員、初めての素敵な先輩社員が小田さんだったわけです。
 とても温厚で落ち着いた雰囲気の小田さん。静岡になんらの身寄りも伝手もない20代の自分は何かあると小田さんを頼りにしていました。当時は奥様にも大変お世話になりました。宜しくお伝えください。
 そんな、小田さんが今年を以て一旦タダノの定年を迎えられるということで、とにかく、一言直接お礼が言いたくて、今回、あらゆる恩讐を超え、禁断の地、「タダノ両国ビル」に足を踏み入れることになりました。
 なにせ、「デビルマン」または「バビル2世」として両国ビルのブラックリスト入りしてますから警報鳴るかと思いましたが、小田さんに結界を解いていただいてたお陰でノーダメージで入場できました。
 久々の、そして、大変ご無沙汰の面談となりましたが、20年前となんら変わらぬ笑顔で応対していただき、懐かしくハートフルな時間となりました。

 小田さん、お疲れ様でした!

 今後はタダノに残り後進の指導に当たられるとのこと。小田さんは教え方が優しいので今の「ゆとり世代」にはジャストフィットする指導になると思います。
 歌の上手い小田さん。チャゲ&飛鳥の曲目は十八番で場末のカラオケスナックのオヤジ連中を黙らせるくらいの力を持っています。
 若いタダノマンを夜中の4時くらいまで錦糸町界隈のスナックで引きずりまわし、ド演歌のみを連続50曲程度熱唱し、この世の世知辛さを骨の髄まで叩き込んでやってください。

 画像は「ロボQ」です。しかも、1000体に10体しか製造されなかったと噂の「ゴールデン・ロボQ」。面談したタダノ両国ビルの応接室に鎮座してあったので驚愕のあまり撮影してしまいました。

 お茶を持ってきてくれた若い社員に「この模型、なんだか知ってる?」と聞くと、「えっ、なんでしょうね?今までここに置いておるの気づきませんでした。何ですか、これ?」とのこと。
 小田さん、ビッシビシ鍛えてやってください。

 *ロボQとは…
  1990年代、バブル絶頂期にあったタダノが世界征服すべく生み出した欲望の化身。当時のタダノ全社員に問答無用で支給される。タダノの狂信的なテレビコマーシャルにイメージキャラクターとして登場。CMは「ビューティフル」編、「フレンド」編、「クリスタルボーイ」編の3編がある。本体は単4電池2本で動き、背中のスイッチをオンにすると音に反応し眼球を赤く点灯しながら上半身を約10秒間左右に振ってくる。凶悪この上ない光景である。




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2016年05月25日

今、逢いに行くぞ。海の向こうだろうが。

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 かつて、このブログで私は、富士宮という町にザ・G・N・Nこと太孝クレーン総大将、佐野「男の中の男」孝男なる、スッゴイ漢(おとこと呼んでください)が実在することを記しました。

 いまさら言うまでもありませんが、G・N・Nとは、皆さんご存知、義理・人情・浪花節の頭文字であるわけです。

 自身の愛馬「GR−120N」を下取りに出して以来、その苦楽を共にしてきた愛馬の行く末が気になって仕方のない日々を過ごす中、弊社営業よりその愛馬が台湾の台南という町で第二のクレーン人生を送っているのと情報を聞きつけ、居ても立ってもいられない感情が沸き起こり、すぐさま、外務省にパスポートを申請、優秀な息子さんに飛行機チケットを手配してもらい、気が付けば、台北松山空港にいたわけです。

 そこから、台北ステーションに移動、矢継ぎ早に、黄色い色でお馴染み、台湾新幹線に乗り継ぎ、「台南駅」に到着。レンタカーを借り、ナビゲーションにない場所にいる愛馬を探し車で約一時間、「俺の愛馬はどこだ」とばかりに現地の住民に手あたり次第方々で聞き取り調査をしつつ、ついに、「あっ、あれじゃないの?」といった感じに前方に車両を確認。

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 リアル「うるるん訪問記」「クレーン訪ねて3000里」とは、このことですわ。

 現在、その「GR−120N」をご使用になられている台南に居を構える「凱揮」社の社長様が温かく出迎えてくださり、日本から長く使用していたクレーン車を訪ねてきた旨を説明すると、凱揮社長、まさかの「号泣」。「俺が大事に使っているから安心してくれ」と佐野社長に号泣しながら熱烈なハグ。そして、笑顔になり、熱い握手⇒記念撮影となったわけです。

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 凱揮社長曰く、「これから先、太孝クレーンの使用クレーンは全て凱揮で買い取る」との意気に感ずるメッセージもいただき、佐野社長も「こんなイイ漢に使われているんならこのクレーンも幸せだ」との大満足で台南を後にしたのでした。

 佐野社長、同行した息子さんがGPSで車両の保管場所をクリップしてあると思うので、これからは、思う存分、グーグルアースで確認してください。








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2015年07月18日

「漢」と書いて「オトコ」と読む

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  ヒルズ族、草食系男子、ぱみゅぱみゅといった跳梁が跋扈する今日、真の日本男児を観ることが本当に少なくなりました。正直者が馬鹿を見る時代といってもいいのかもしれません。

  そんな中、皆さんは富士宮という街に「漢」と書いて「オトコ」と読む、真のサムライ、佐野・太孝クレーン・孝男社長が目立たぬように、はしゃがぬように、地元の素敵なお客様たちと日々、心のお付き合いをしているのをご存じでしょうか?

  今回、長年、苦楽を共にしたラフタークレーンを下取りに出すことに。

  泣く人いないでしょ、普通。

  港まで付いてくる人いますか?普通。

  下取り機の行き先である台湾・高雄市に「オレの下の名前と一緒だから」と言いつつクレーンと一緒に行こうとする人いますか?クレーン屋の社長で。この後、本当に冗談抜きで行くんです。

  全部、真顔でやってますからね。

  今どき、時代おくれ、でしょうか?


  そんな佐野社長が僕は大好きです。

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2014年07月10日

シャオさん、おめでとう!

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今回、我々、トモエ自工と長年に亘り友好関係にある台湾法人「洸宏股份有限公司」さんが日本を代表する油圧クレーン、油圧ショベル製造メーカーである加藤製作所様の台湾現地販売代理店に指定されることとなりました。
元々、洸宏さんは油圧ショベル中心に建設機械を台湾にて販売する会社であったため、油圧クレーンを専門にする弊社とは今までお仕事上のお付き合いはなかったのですが、なぜか昔からマッサージ店に行けば会い、飲食店に行けば会い、という間柄で社長のシャオさんとは不思議な縁を感じていました。
会う度に「オヒサシブリデス。」と笑みを浮かべ握手を求めてくるのです。
なぜだかわからないのですが、6〜7年前、シャオさんのお子さんが学校を卒業したときの台北での食事会にも、本当になぜだかわからないのですが、同席していたこともあります。なんでだろう?

まあ、それは今となってはどうでもいいのです。とにかく、今回、そんなシャオさんが加藤製作所台湾総代理に指定されたのです。よかったですね。
新事務所および新ストックヤードも我々桃園ヤードの隣に決まりました。

洸宏さんは台湾にて長きにわたり建機ビジネスを展開されており力のある優良企業なので加藤製作所製品を台湾のにてバリバリ販売していくことと思います。
もちろん、我々、トモエ自工、現地法人和鶴起重工程も全面的に協力、お付き合いをさせていただきます。

添付の写真は現地洸宏さん事務所にて撮影したものです。元来、写真はあまり好きではないシャオさんが「木村がウチのユニフォームを着るのなら」との条件で快く記念撮影に応じてくれたものです。なんぼでも着ますよ。シャオさんの笑顔が見られるのなら。



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2014年03月11日

 3・11 がんばろう ニッポン!!

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 今日で東日本大震災発生から丸3年を経過することになりました。

 被災地ではまだまだご苦労ご心労の続く日々を多くの方が過ごされています。日本人は熱しやすく冷めやすい民族であると言われています。未曾有の大震災がつい3年前に発生していること、未だにその傷の癒えていない方々が多く実在していることを忘れてはならないと思います。

 この3年間、我々トモエ自工もクレーン車両復旧作業、クレーン車両本体の供給を通じて具体的に被災地の復興に関わっていくという姿勢を続けて参りました。今後もその姿勢に変わりはありません。積極的、主体的に向き合っていきます。

 なにかできることがないかを今後も追及して参ります。

 がんばろうニッポン、がんばろう、東北。

 2014年3月11日 木村亮紀

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2013年11月27日

五股王さん、おめでとう!!

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 我々、日本法人「トモエ自工」並びに台湾現地法人「和鶴起重工程」が普段より大変お世話になっており長年の「友人」関係である五股の王こと五股王さんが今回桃園の地に新事務所を設立され完成したとの一報を聞きつけた為、台湾緊急訪問となりました。

 ご存じのお客様もいらっしゃると思いますが、弊社の台湾ヤード(車両展示場)は五股王さんのヤードに隣接しておりお互いが普段何をやっているのかリアルタイムに分かってしまう間柄です。

 王さん、いつもありがとう! 謝謝!

 そんな頼もしい王さんの新事務所をお祝いすべく、今回天然木彫りのプロパガンダボードを贈呈することにしました。意味は「商売繁盛」です。

 こんなボードがなくても王さんは絶好調なのですが、そこは気持ちの問題。送り付けることが重要なのです。風水をきちんと詠み、日取りの良い日に事務所の一番目立つ所に掲げてもらいました。

 これで王さんのクレーン販売事業に更なるターボが掛かりビューンってなりますから。絶対。


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2013年04月15日

「V8」ですよ。ドラクエみたい。

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 日本国内、油圧クレーン製造者に対する排ガス規制「3.5次」がいよいよスタートしましたね。

 ついて行くのが大変です。「G3」なんか、ほとんど見てもいないのに通過していったわけです。発売していた時期もちょうどリーマンショック後の国内大不況期(H20年秋〜H24年)と重なり、新車としての登録台数も少ないわけで、将来「プレミアム」が付くかも知れませんね。

 KATOさんの25t吊ニューモデル「KR−25H−V8」、茨城工場にて拝見させていただきました。

 相変わらず案内役の方が、「あっちは撮るな」とか、「こっちは、この角度からだと背景が写るので止めてください」だの、「後で問題になるので頼むから止めてください」だの、いろいろ言われましたが、そこは中東のアホどもとのファイトで培った「ダイジョウブ、ダイジョウブ、ノープロブレム」の精神で乗り切ることにしました。神様、大丈夫だよね?

 V8、一番心配していた酸化触媒機構、問題ないですね。意識的に放置しておかない限り「すぐ最寄りの指定工場に搬入してください」状態にはならないみたいです。ジブの張り出しもより簡素になって3回乗り降りするだけでヒマゴまで出せてしまいます。基本走行条件は「A」です。運転席の居住性も格段に良くなっています。

 気になるお値段の方ですが、実機を説明していただいた案内の方に聞くも「それはまた、おいおい営業の方から…」と政治的にかわされ、「だいたい、いくらなんですか?」「まあ、それはちょっと…」、「いや、だいたいでいいんです。参考までに、あくまで加藤さんの希望小売価格として。」「うーん、…エンジンが高くなってましてね…、頑張ってコストダウンしたんですが…、えーっと…」

 どうしたらええんですか?

 でも、みなさん、本当に誠実に、熱心に、丁寧に対応していただきました。ありがとうございました。モノ創りって本当に素晴らしいです。

[追記]
 今回の商品名は「SR−250Ri」だそうです。
 なぜ「i」が小文字なんですか?と質問したところ、「いやー、世の中最近『i』が流行っとると思いまして、『i−pad』とかあるでしょう?あと、えーと、なんだっけ、そうだ『i−mode』だ。」と満面の笑みでした。
 加藤さんはイケてる感じになりたいみたいです  頑張れ!!

posted by ネイチャーアンクル at 23:57| 静岡 ☀| 油圧クレーン業界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月15日

過ぎなすものは心なりけり

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東日本大震災。

被災地の方々の心の強さ、健気さには本当に頭が下がります。

かつて、幕末の頃、幕府軍に散々に打ちのめされ世の中から四面楚歌の状態になった長州藩の高杉晋作は「おもしろきこともなき世をおもしろく」と言ったといわれます。

人生は心の持ちようであると私も思います。

自然災害によるあまりにも酷い仕打ちの前に人はその無力さを感じずにはいられません。

だけども、人間は強い。それを被災地の方々が体現しています。

だって、笑ってるんだもの。すごいですよ。

がんばれ!!そして、がんばろう!!


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2009年10月31日

クレーンをナメるな!

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2007年、ドバイで初めてZOOMLIONに触りました。見たときはドイツ製かなって思わせるフォルムをしていて現地バイヤーがメイドインチャイナなんですよ、って言うのを聞いて、「ふ〜ん」と。おもむろに「乗っていいですか?」と。下手したら人殺しますよ。だって”ガッ”って動くもん。鉄骨の建て方ムリでしょう。空調機の据付も無理だと思う。

私の記憶が確かだとすると50トン吊のクレーンで、「これちなみに値段いくらですか?」と訊ねたらジャパニーズ円で3500万って言ったと思います。そして2日後に電話がかかってきて「ほんとに買ってくれるんなら2800万でいいですよ」と。去年リーマンショック後、死んでしまったドバイに行った際は1800万です、と言ってたと思います。すみません、記憶が曖昧で。なにせ、全く買う気が無いもので。

東京トラックショー行ってきました。因縁のZOOMLION、展示してありました。なので、運転席に乗り込み、係りの人に「操作するので鍵を渡せ」と要求したのですが、「エンジンはかけていいのですが動かすのは勘弁してください」とのこと。日本に輸入して売るらしいです。エラい目に遭うぞ。多分サービスマンは円形脱毛症になる。
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2009年09月26日

オールテレーン雑感

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220トンのオールテレーンているのかなあ?などとふと思ったりします。油圧クレーンの方向性は明らかにオールテレーンだと思うのです。でも、そのトン数レンジは30トンから150トンでしょうねぇ。このゾーンはオールテレーン化を進めて行くのでしょう。その上は360トン1機種あれば良いのでは?

やっぱり自走するというところがポイントになってきますよね。本体を軽量化するとか。そうすると別送のウエイトが複雑にかつ多パーツ化するわけです。能力表が一冊の本になるほど。解りにくいですね。

オールテレーンは日本で開発・製造してください。ラフテレーンクレーンは自己矛盾を起こしてますから。車輌総重量20トン未満のものはラフターでいけばいい。完全自動停止は要らないですね。そして思い切って25トンオーバーは30トン、60トン、90トン、120トン、150トンというトン数レンジに区切ってオールテレーン化してマーケットインする形でしょうね。世界市場との共通化、クローラークレーンとの差別化が油圧クレーンの次世代の取り組む課題でしょう。それとユーティリティー性ですね。
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2008年11月25日

2008 ドバイ BIG5

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BIG5とは、いまや中近東の人・物・金における重力磁場となっているドバイで毎年開催される建設機械の見本市展示会なわけです。去年はトラックマウント式高所作業車を擁して出展者側だったわけですが、今年はいろいろと事情(大人の事情)が有り、見る側での参加となったわけです。

去年まで全く眠れる獅子状態であった加藤製作所さんが参戦しているのには正直驚きました。いろいろと質問させていただきましたがエージェントの人、目が助けを求めていましたよ。あと、やっぱりオロット社、エクセレントです。だってフランスだから。代理店になりたい。フランスに研修に行きます。スタッフも皆フランス人。タダで配っているグッズもイケてました。具体的に、どうしたらいいんですか?
posted by ネイチャーアンクル at 16:39| 静岡 ☀| 油圧クレーン業界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月16日

千北社長、今日のオレを見てくれ

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数あるクレーン販売会社の中でも今最も力があり、超優良なのはそう、皆さんご存知、ひかり産業さんなわけです。そのひかり産業の千北社長と多分約5年ぶりくらいに固定電話で話をしたのですが(ブレジネフ・フルシュチョフ会談みたいです)「木村さん、最近ブログ更新してないっすねえ、えーへっへっへっへー」とのご指摘を受け、近々の状況を緊急にアップすることにしたわけです。

新幹線乗りました。グリーン車でした。お弁当は多分3千円ぐらいするやつ食べました。西明石で降りました。内容は秘密です。おいおい判ると思います。

千北社長、こんなんでいいですか?
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2008年04月13日

北起多田野に行ってきました

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今回、No1 and the Next を標榜する油圧クレーンNo.1メーカー株式会社タダノさんの中国におけるクレーン車の製造工場「北起多田野」に訪問して来たわけです。

滞在時間が1時間弱と少なかったためあまり詳しくは見られなかったのですが、なんかここ見たことあるなあと感じたのも当然、あとで聞くとタダノさんの志度工場を全くコピーした工場とのことでした。
タダノさん、中国にコピーを持って行くなんて最高ですね。

中国人に負けるな。ZOOMLION なんて全然イケてないから絶対大丈夫だと思う、たぶん。
posted by ネイチャーアンクル at 19:47| 静岡 ☀| 油圧クレーン業界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月02日

お詫びと訂正

ハチ公と

先日、私のこのブログ「NATURE BOY WEEKLY」にて大変不適切な表現、都合の悪い真実と言いましょうか、が一部にありました。そのことのご指摘を受け、一時はブログ炎上、そしてブログ閉鎖というギリギリのところまで、まあ白い恋人状態と言いましょうか、行ったわけですが、この場をお借りいたしまして深く陳謝致します。

今後はこのようなことが二度と起きないよう万全のセキュリティーシステムでもってこのブログを運用して参ります。賞味期限が切れてても美味しいブログではダメなのです。

レクサス最高!
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2007年07月09日

いとうただひこ in 大棚の滝

大棚の滝

先週の土曜日に、完全週休2日制の「株式会社タダノ」に勤めている伊藤さんが、カミンズのエンジンのせいで、終日小突き回されてました。そんな伊藤さんと夕方、話す機会があったのですが、「やる気が起きん(身も心も)」とのこと。

昨日はとっておきの手段である「草薙の湯」に浸かり→サウナ、だったのだが、ドロ人形のように気だるい、とのこと。

その話を聞いた私は、これはモノノケの仕業である、と。元気玉をぶつける必要アリ、と。そして夕暮れの大棚の滝に、ミニクーパーに男4人が乗り、急行することに。

途中で工事中ということもあり、「ここから先は立ち入り禁止です」というバリケードを2つ突破して(ヤバいな・・・)、日も暮れかけた逢魔が刻に大棚の滝に到着。何かが憑依したかのように伊藤さんが「行こう、行こう。吊橋渡ろう。僕、滝壺入っていいですか?」

伊藤さん、大地のエネルギーに触れ、ヒクソン・グレイシーみたいになるといいですね。カミンズのエンジンのことは考えなくてもいい・・・。
posted by ネイチャーアンクル at 20:30| 静岡 ☁| 油圧クレーン業界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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