
昨年に続き、コロナ禍に頭を押さえられた2021年も暮れようとしています。
年末だからというわけではないのですが、最近の自分を振り返ってみました。
まあ、仕事してないですね。本当に仕事しなくなったと思います。
今の自分が30歳前後の時の自分と競争したら間違いなく勝てないと思いますね。
多分、アメリカの洗脳がうまくいってるのだと思いますが、とにかく、「休め、休め」です。
やたら祭日や連休があるような気がします。そして、「働き方改革法案」。有給休暇、強制取得ですよ。
トモエ自工も2004年に自分が来たときにはやり過ぎくらい残業していて20時頃まで社員が会社にいるのは当たり前でしたけど、最近では、ほぼほぼ残業はしなくなってると思います。休日出勤や緊急出動もほとんど無くなりましたね。
このままではダメだと思います。生産性が悪すぎます。
僕は日本がこの20年間GDP成長できていないのはデフレや経済政策のせいではなく、単純にみんなが仕事しなくなったからだと思っています。
昭和50年代、ウチの親父は朝4時に出かけて行って、次の次の日の夜に帰って来てこたつで泥のように寝てました。
大晦日、大雪の人形峠(岡山県と鳥取県の県境)でトラックにタイヤチェーンを取り付けてたらラジオから紅白歌合戦の八代亜紀の歌が流れてきたことを自慢げに語ってくれました。
そう、それは本来「美談」であり、カッコいいことのはずなのです。
いつしか、労働は悪に成り下がりました。
汗や泥にまみれて仕事をすることは「できるだけ避けるべき」ことになったのです。
ただ、それはキリスト教的な価値観から来るもので(キリスト教では労働は神が人間に与えた「罰」です)、そういう宗教観を有さない日本人には本来適さないもののはずです。
日本人は仕事を通じて己の魂を磨いて成長していくものなのです。そして、仕事を通じて互いの心の絆を作っていくのです。
早くこのことに気が付かなければ。
日本人はこの2年、コロナ禍のせいにして、益々、仕事をしなくなっていると思うのです。
仕事しなくなってそのうち職場そのものを失いますよ。そして、心の支えや周囲の人との絆も失います。
もう、2022年は椅子に座ってたらダメなんですよ。絶対。