
『緊急事態宣言』が解除になりました。
未だ終息の糸口さえ掴めぬ「コロナ禍」の真っただ中、不謹慎、無自覚、非常識、との誹りを受けること覚悟で約4か月振りに大森の夜に飛び降りたわけです。
大森がどうなってるのかをただ確認するだけの為に。
齢80を超えんとするオオママがフェイスシールド完全防備で迎えてくれました。
キャスト、スタッフの方々も同じく完全防備です。
冷静に考えるとそこまでしてお店を営業しなくても良いのではないかと思うのですが、使命感からなのか、はたまた、他にやることが無いからなのか、お店は再開しているわけです。
このお店はなぜ流行っているのかが大森の三大不思議の一つに数えられるくらいなぜか流行っています。
オオママの口癖は「ウチはババアとブサイクしかいないからね〜(大うけ)」なのです。
周囲を冷静に客観視すると確かにそう言えなくもないのかなと…。
自分もそこそこに良い歳なのですが、年上のお姉さんに接客されるのは身が引き締まる思いです。
基本的に、皆さん、良い人達ばかりです。頑張ってほしいと切に祈ります。
そして、いつもこのお店で気になることがあります。
僕はこのお店で自分が普段どんな仕事をしているのか話したことがないのですが、オオママもママも僕を「先生」と呼んできます。
「先生、カッコいいわぁ〜」とか「先生の服はお金の匂いがするわね」とか。
なんだと思っているのでしょうか?
オオママに「先生がホストだったら、私、通うわよ〜」と言われたので、ホストなら源氏名が必要とばかりに「オオママ、僕の源氏名を付けてよ」と頼むと、「そうねぇ、先生は下の名前は『星男』よ」、そして、「う〜ん、上の苗字は…、『月岡』で!」とのことで、僕は大森の夜の街では今後、『月岡星男』として活動していくことになりました。
コロナ禍で夜の街関連のお仕事に不安もありますが、誠心誠意、わたくし『月岡星男』、馬車馬のように頑張ります!!