
2020年2月以来、約3年間、コロナ禍の中、台湾へ渡航できてませんでした
2005年8月、台湾に現地法人「富士起重工程」を設立してから絶え間なく訪台をしてきましたが、こんなに長く訪問できなかったのは初めてのことです
この間、日系企業であるにも関わらず日本から訪問ない中、現地にて会社を存続させてくれた台湾スタッフには感謝しかありません
今回、台湾への渡航制限が解除になり(ワクチンは3回接種要)、また、台湾側での行動制限も緩和された(台湾へ訪問の外国人とはレストランでの会食は禁止だった)為、このタイミングでの出張となりました
2020年2月に訪問して、五股の修理工場ヨウ社長夫妻と会食した際、ヨウ社長から「これから会えなくなってもいつまでも友達だから」と言われ、なにを大げさに言ってるんだかとかその場では思ってましたけど、本当にこんなに会えなくなるとは…
約20年ほどのお付き合いですが、ビジネスの上で台湾という所は昔の日本の地方のような感じです
つまり、「良いもの」でも知らない人からは買わない、逆に「良く分からないもの」でも知ってる人が売っていれば買う、みたいな
だからこそ、フェイス トウ フェイス、訪問しての直接的なコミニュケーションが大切です
台湾では日本以上にSNS(特にフェイスブック)が発達していて、なんでもネットで取引してるイメージですが、それは「消費財」に限ってのことだと感じます
生産財、特に専門性の高いものは「良く知ってる人」「取引実績のある人」から購入する傾向が強いと思います
取引先の人、特に関係性が低い人と好んで会食するのも相手の事(特に人間性)を知ろうという要望あればこそです
商品内容はその先だと思います
商品そのものよりもまずは人間性を買ってもらう感覚が大切です
3年ぶりの「乾杯!」がまた聞けそうで楽しみです