
今までもチラホラあったのですが、今年は「年賀状廃止のご案内」なるFAXがチョコチョコ送られて来ます。
廃止の理由としては印で付いたように「SDGsの一環として環境負荷活動の低減に取り組むべく」ですね。
その為、「年賀状による年始のご挨拶」を控えたいとのこと。そして、「弊社への年賀状によるお心遣いもご無用」との「お願い」です。
じゃあ、年始の挨拶は一軒一軒行くのでしょうか?もう、年始の挨拶はしない、そして、要らないということなんですよね?
ここは「めんどくさいんで売上に直結すること以外は止めることにしました」って言った方が潔いと思いますけどね。
ここ最近、人と人の絆が極端に薄れてきている気がします。
本当に耐えられるのでしょうか?SNSがあるから良いとでも感じているのでしょうか?
最近の日本人は良いとこ取りなんですよ。
日本以外のほとんどの国は「宗教」という共通の価値観を持っています。しかも、意外に結構強烈に持って生きています。
SNSはその共通の価値観やコミュニティの上でこそ成り立つ世界観だと思います。
キリスト教やイスラム教を信じあってる者同士だから最終的には結びつくわけです。
共通の価値観が「カネ」しかない世界でON・OFF的に「無駄」なことを排除し続けたらどんなことになるか。
日本人の先達が作り長年にわたって続けてきた「商慣習」や一見合理的ではない「掟」を守ることは不透明な時代を生き抜く知恵であり歴史への信頼です。
そういうものを「時代に合ってないから」とか「無駄だから」という理由で止めてしまうことは傲慢以外のなにものでもありません。
我々、日本人は歴史への信頼で繋がるしかないのだと認識すべきなのです。
とりあえず、SDGsって言っとけ。コロナですからって言っとけ。テレワークって言っとけ。
「環境への負荷を低減」しているのではなく、単に、手を抜いてるだけじゃないですか。
クズですね。なんの感動もない。